本のご紹介 -『おおきなかぶ』

本の紹介

『おおきなかぶ』
(トルストイ/内田莉莎子 福音館書店)

とても有名なロシア民話のお話です。
わくわく文庫 at Homeでは、Aコースの1か月目にお届けする、3歳から小学校低学年レベルの図書です。

《あらすじ》
 大きなかぶをみんなで力を合わせて抜くという単純な物語の中に、「うんとこしょ、どっこいしょ」という掛け声があり、その力強さや、ユーモア感覚がたっぷり表現されているロシア民話。

《解説》
 おじいさんが作った大きなかぶを抜くために、おばあさんや孫むすめ、ねこなどが一緒に「うんとこしょ、どっこいしょ」と何度も繰り返し、みんなで力を合わせてかぶ抜く。その掛け声や言葉のリズムは、お子さまにとって本を読む楽しさと、物語に溶け込んでいく想像力が拡がる読み応えのある部分です。
 おじいさんがかぶを抜くときに助っ人として、登場してくる猫やいぬ、ねずみなどユーモアのあるストーリーの展開で、読んでいる人も聞いている人も、一緒になって楽しめる作品であり、本を読む入口として、とてもおすすめな物語です。

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