本のご紹介 -『シンドバットの冒険』
『シンドバットの冒険』
(吉本直志郎 文/若菜 等 絵 ポプラ社)
アラビアン・ナイトという、アラビア語でまとめられた説話物語集の代表的な作品である。
わくわく文庫 at Homeでは、Aコースの17か月目、Bコースの13か月目、Cコースの4か月目にお届けする、小学生レベルの図書です。
《あらすじ》
アラビアというところで、シンドバットは生まれ、外国へ商売に出かけるため船に乗ります。しかし、何度も死にかけるような凄い冒険をするのです。シンドバットの7回の大冒険は、どんな冒険だったのでしょうか。
《解説》
この『シンドバットの冒険』は、アラビアンナイト(日本では、「千夜一夜物語」と呼ばれている)の代表的な物語であり、中世のアラビア世界を 生き生きと描いた物語です。
シンドバットは、7回船に乗りますが、何度もピンチになります。しかし、そんな中でも、頭を使って助かる方法や、人の話を素直に受け入れることで、そのピンチをチャンスに変えてしまうのです。物語の中には、大きな動物たちがたくさん出てきて、お子さまの想像力を拡がるような表現もあると思います。また、シンドバットの行動や考え方から、お子さん自身の考え方にも変化があるかもしれません。
1つ一つの物語の中に、大事なことが隠れていて、ストーリーを通して伝えてくれるような作品です。